─X JAPANと(少し)Janne Da Arcを添えて─
はじめに
皆様こんにちは、2年の亀井です。一人だけ圧倒的に毛色の違う記事になりそうな予感がしております。突然ですが、皆様はヴィジュアル系(V系)という概念をご存知でしょうか?とはいえヴィジュアル系にも色々あり定義づけが難しいので、ほんの一例でしかないですが以下の画像のようなバンドを想像していただければ良いです。

注:画像のバンドはガゼットというバンドですがあまり詳しくないので特に言及はしません
実は、今回のメインテーマであるX*(X JAPAN)がヴィジュアル系(V系)の元祖なのです!Xはというわけで今回は、X(主にTAIJIというメンバーについて)を切り口としたのちJanne Da Arcについて少しお話しし、平成に思いを馳せる時間といたしましょう。(*XとはX JAPANの旧称であり、世界進出に際し現在の名称に改称されました)
1. X
【メンバー紹介】


Vocal:toshi
皆様ご存知だと思います。本来は物静かで謙虚な方ですが、昔のライブではかなり激しく暴れていました。toshiは高音域の力強さに定評があり、MCでの言葉選びもかなり面白くファンの間で好評でした。
Guitar:hide
hideちゃんは一部の方はご存知かもしれません。先駆的なセンスと世界観、若干の狂気と底知れぬ優しさで多くの人を魅了しました。彼はファンの間で伝説となっており、没後26年経過しているにもかかわらずグッズの販売や関連イベントがなされています。
Guitar:PATA
PATAちゃんはあまり目立つタイプではないですが、お酒と野球(ジャイアンツ)と猫が大好きでとても可愛いです。ファンからは「石塚(大)先生」という愛称で親しまれており、現在は個人活動がメインでライブハウスに立ち続けています。
Drum:Yoshiki
知らない人はいないかと思います。現在はVIPのような印象が強いですが、若い頃はライブハウスで消化器ぶちまけたり、カレーが辛いことに怒ってその後の練習をリスケしたりとなかなか破天荒でした。これらのことから個人的には性格に難ありだと思っていますが作曲の才能は本物です。
Bass:TAIJI
私の本命です!詳しくは次章で。
【ON BASS TAIJI】

上の画像がTAIJIです。イケてるのでヴィジュアルが売りなのかと思われるかと思いますが、実は男性ファンも多かったのが彼の特徴です。なんといってもベースが上手い!!
最近はベースがかっこいい曲が増えてきましたが、その圧倒的先駆者がまさにTAIJIなのです。彼はもともとギターが非常に上手だった(ギター担当の二人よりも上手だったそうです)ため、本来のベースの概念を超えギターとベースの中間のようなベースラインを作り、ファンの間では「歌うようなベースライン」としばしば言われています。才能もさながらかなりストイックに練習をしていたようで、他バンドの著名な方からの評価も高いです。
ライブパフォーマンスも申し分なく、特に初期の頃はベースを弾きながら(ブーツを履いているのに)段差を飛び降りたり、高速回転したりかなりハードなパフォーマンスをしていてかっこよかったです!
またこの見た目とは裏腹に非常に器用で、趣味で懐石料理(すごい)を作ったり、インディーズ時代にはライブ衣装を自分で作ったりしていたところもギャップでとても刺さります。
しかし、人気絶頂の中Yoshikiが適当な理由をつけて脱退させたため、1992年からベースの座をheathに譲ることになりました。

ちなみにこちらがheathです。あまりにも美形で初めて見た時にはびっくりしました。
私の90年代の音楽史を彩るのはXですが、2000年代からの音楽史ではJanne Da Arcが登場します。
2. Janne Da Arc
Xについて長くなってしまったのでこちらは手短にします。

メンバーは左からshuji(drum)、you(guitar)、yasu(vocal)、kiyo(key board)、ka-yu(bass)です。このバンドは曲がとても良く、2年前好きになりました。ですが知った時点で解散していたので、ライブにはいけないな〜と落胆していたところ、なんと!今年、メンバーのうち3人が集まってJanneの曲を演奏するツアーを開催してくださり、ツアー初日参加してきました(泣)(下の写真参照)

終わりに
今回はV系の世界を少し覗いてみることで平成を形成した文化の一部分に触れることができたのではないかと思います。現在でもV系バンドは存在しますが世間的に人気を博したのは平成であり現在ではすっかり音楽の潮流も変わってしまったので、寂しくはありますが平成の産物として記事を書かせていただきました。
音楽には歌詞に共感したり、音自体を楽しんだり、さまざまな嗜み方がありますが、各時代の音楽をしっかり聴き、背景を知ることで音楽を作った当事者のみならずそれをよく聴いていた当時の人々の精神性や生き様まで垣間見えるのが面白いです。(この内容については文字数の関係で泣く泣く省略です)
最近刺激が足りないな〜という方、V系の世界でいつでもお待ちしております。
追記:おすすめの曲
※ジャンルの定義が難しかったので、世間的に激しめと認識されそうなものをそのバンドのノーマルとしています。
【X(XJAPAN)】
・ノーマル:VANISHING LOVE(激しめ) / Silent Jealousy / ROSE OF PAIN / DAHLIA / Rusty Nail
・バラード:ALIVE(ロックバラード) / Longing~途切れたmelody~ / Tears / CRUCYFY MY LOVE
【Janne Da Arc】
・ノーマル:RED ZONE / Hysteric moon / WILD FANG / Mr. Trouble Maker
・明るめ:霞ゆく空背にして / 桜 / will~地図にない場所~ / シルビア/ DOLLS