マカロン会!

みなさんこんにちは。4年生の田鍋です。KUREHAでは会計&IT関連の業務を任せていただいています。

2020年から続いているこのアドベントカレンダー企画ですが、今年もついに明日が最終日です!KUREHAの会員やOBの皆さんが書いてくれた個性豊かな記事、どれも読み応え満点でしたね。明日最後の記事が公開されますので、ぜひお見逃しなく!
アドベントカレンダーのような変わり種の企画も含めて、KUREHAでは紅茶にまつわる多種多様な企画がたくさん実施されています。紅茶についての勉強会、カフェやホテルに出向いてのお茶会、学祭などに向けたレシピ開発会などに加えて、お茶器の話をする会やスイーツを作る会など、紅茶のお供になるようなものがメインテーマになることもあります。

今回は9月に僕が主催したマカロン会のお話です。その名の通り、ただひたすらにマカロンを焼いて食べよう!という会でした。ちなみに企画を立てた段階では僕はマカロンの作り方なんて全く知りませんでしたが、まあいけるやろ!と勢いで決めたのでした。

マカロン生地は、ざっくりいうとメレンゲに砂糖とアーモンドプードルを混ぜたものです。マカロナージュという工程を挟んだあと、乾燥させて焼成したら完成です!かんたん!
メレンゲには卵白70gとグラニュー糖60gを使い、そこに粉糖80gとアーモンドパウダー70gを混ぜ込みます。フレーバーに合わせて、ココアパウダーや抹茶を10gほど入れて生地が出来上がります。
レシピをたくさん探したんですが、いつも動画を見ているネコノメさんという方のレシピを今回は使わせていただきました。

かんたんなんですけども、意外と難関がありまして、マカロンは作るのが難しいお菓子に分類されることが多いようです。失敗例としては、膨らまなくてぺちゃんこになる、膨らみすぎて割れてしまう、焼けたは焼けたけどピエが出ない、などがあります。
ピエってなんやねん!というと、フランス語で「足」という意味で、マカロンの記事を焼いたときに下側にできるレース状のはみだし部分です。これがなくちゃマカロンっぽくない!ということで、マカロンをうまく焼けたかの指標となります。

ピエができる仕組みを大まかに説明しますと、適度に膨らむ生地をまぁるく絞り出したら、表面を乾燥させて、さらに表面を高温で焼き固めて、そのあとじっくり焼くことで生地が下側にだけ膨らんではみ出てくる、という感じです。
これを実現するために、「適度に膨らむ」「生地の膨らみに耐えられる表面を作る」の二つのポイントが必要になるわけです。

ピエが出てる!

マカロンを作る上で大事なポイントの一つ目はメレンゲ。メレンゲというのは卵白にグラニュー糖を混ぜてひたすら泡立てたものですが、どれくらい泡立てるのかを間違えるとマカロンがぜんっぜん膨らまなかったり、逆に膨らみすぎて割れてしまったりします。「ツノが立つくらい」とよく言われますが、ミキサーを持ち上げたときにメレンゲに小さなツノができて、それが自立しているくらいがなんとなくの目安です。これも実際やってみないと感覚わからんよなぁと思いますが、今はYouTubeとか色々あるのでひたすら事前勉強するとなんとなく掴めるはずです!

そして最大のポイントがマカロナージュです。マカロナージュってなんやねん?というと、メレンゲの気泡を潰す作業です。せっかく泡立てたのに??という感じですが、泡がありすぎると膨らみすぎて生地が割れてしまいます。マカロンはケーキではないので、膨らみすぎては困ってしまいます。なので適度に泡を潰すことで、生地を「ふわふわ〜」から「とろとろ〜」くらいにします。これによって、適度に膨らんでマカロンが出来上がるのです。この加減が一番大事なポイントです。

マカロナージュが終わったら、次は乾燥です。こちらは「生地の膨らみに耐えられる表面を作る」ために必要です。表面がきちんと殻のようになっていないと、割れてしまったり、ピエが出なかったりします。乾燥は温度や湿度にもよるので一概に時間で測ってはいけません。指で触っても生地がつかないくらいを目安にします。乾燥させすぎるくらいの気持ちでちょうどいいかもしれません。マカロン会は9月のとても暑い時期だったので、湿度も高く、1時間以上乾燥の時間をとったりしていました。

とまあそんなことを一通り動画とかレシピとかを見て作った人生初のマカロンは…… 見事にバキバキになりました。悲しい。悲しかったので写真もありません。
でも、マカロナージュの加減がよくなかったんだろうな〜焼成温度も少し下げた方が良さそうだな〜みたいな感覚を掴んだので、ドキドキしながら2回目!
結果は…… 大成功でした!

ココアパウダーとバター、粉砂糖を混ぜて作るガナッシュをはさんで完成です!実はこれまでほぼマカロンを食べたことがなく、好きでも嫌いでもない、みたいな感じだったんですが(なぜ企画した?)、自分で作ったのがあまりにも美味しくて大好きになりました。

ということで、若干自信がついて迎えた当日。
自宅のキッチンとは道具もオーブンも違うからどうかなぁと心配していましたが、なんとかうまくいきました。

ちょっとツノが残っちゃったりしてますが、どんぐりみたい〜と参加者の皆さんは楽しんでくれたのでよしとします。絞りの技術はデコレーションでも必要だからもっと練習したいですね。

今回はアールグレイの茶葉を混ぜ込んだ紅茶のマカロンと、フランボワーズのマカロン、抹茶のマカロン、そしてショコラのマカロンの4種類を作りました。一日中マカロンを焼くのとても楽しかったです。自分で焼くと気兼ねなくたくさん食べられるのもいいところ!

参加者の皆さんからも好評をいただいて、また落ち着いたら第二回を開催できたらなと思っています。当日来てくれたみなさんや、マカロンの味に合わせて紅茶を選んで淹れてくれたみなさんに感謝を述べて、マカロン会のレポートはおしまいとさせていただきます!

ぜひみなさんも作ってみてくださいね!