はじめまして。2年の能勢です。

寒い季節ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。KUREHAのアドベントカレンダーということで、本日はクリスマスと紅茶に関連する話を書いていこうかなと思います。

クリスマスと紅茶……この二つを繋ぐものといえば何を思い浮かべますでしょうか。

やっぱりケーキですよね(!?)。筆者は時々甘いものが恋しくなって衝動的にお菓子を買うのですが、お財布事情もあってケーキは頻繁には買えませんでした。そんな中で今年一番美味しかったのが、代々木上原の「アステリスク」さん。誕生日に託けて伺ったのですが、夏真っ盛りなのでマンゴーやパッションフルーツ、グレープフルーツなど南国の果物をふんだんに使ったケーキが多く並んでいました。暑い中だったので爽やかなフレーバーがアイスティーとも合っておりとても美味しかったです。駒場キャンパスからでも歩いて行けるこのお店、ぜひ皆さんも訪れてみてください。

さて、ケーキの話はしたけど全くクリスマスらしさは足りませんね!なのでここからは紅茶に合うクリスマス向けのお菓子を紹介します。

まずはイギリス発のお菓子、クリスマスプディング。「プリン」と名前がついているもののカスタードプディングとは別物です。スパイスやブランデーの味が特徴的で、大変甘いので紅茶のお供にもピッタリかもしれません。

次にドイツのお菓子、シュトーレン。菓子パンやスポンジケーキに近い感じで、中にレーズンなどのドライフルーツがふんだんに練り込まれています。水分が少なく好きな太さに切り分けられるので、長い期間ゆっくりと食べられるのが嬉しいですね。外側に一面真っ白になるほどの粉砂糖がまぶしてあるのもポイント。筆者は昔、フランボワーズ風味の粉砂糖がかかっている物を食べて大変美味しかったのですが、どこの店だったかさっぱり思い出せません……シュトーレンはパン屋さんでもリーズナブルな値段で売っていることがあるので、探してみてはいかがでしょうか。

少し話が少し逸れますが…….クリスマスを過ぎると、お菓子はお役御免とばかりに街から消えてしまいます。それを見越して、通の方はクリスマス前後に値崩れした高級菓子を買い漁るとか何とか。ですが、新年にお餅や甘辛いおせちを食べ飽きることもあるでしょう。そんな方におすすめしたいのがフランスのお菓子、ガレット・デ・ロワ。「王様のお菓子」を意味するこのお菓子、アーモンドペーストをベースにしたパイというシンプルな作りですが侮るなかれ。フランスでは1/6の休日に家族で食べ、切り分けられた中に陶器状の人形(フェーヴ)があると王冠を被せられて祝福されます。フェーヴが当たった人は一年間幸せに暮らせると言われていますし、お正月に家族で食べてみるのも良いかもしれません。

最後はオーストリアのお菓子、ザッハトルテ。このケーキは濃厚なチョコレート生地の間にアプリコットのジャムが塗られているのがポイント。かつては貴族の間で愛され、老舗の間で作り方の訴訟が起こるといった厳ついエピソードを持つ、高級品の「チョコレートケーキの王様」。ですが、自宅で作っている強者もちらほら……料理に自信のある方はクリスマスケーキの自作に挑戦してみてはいかがでしょうか? 「アプリコットのジャムの分厚さでザッハトルテの角が分かる」と聞いた覚えがあるので、分厚く塗ることをおすすめいたします。そのほうが美味しいですしね!

ケーキや他のお菓子を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。紹介した様な洋菓子は食べる機会が少ないのが悲しいところですね…….来年こそはもっと東京のお菓子屋さんを巡って、新しいお気に入りの店を見つけたいと思います。

それでは、今年も素敵なクリスマスと良いお年をお過ごしください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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