こんにちは。早稲田大学1年の佐藤です。
皆さん、茶器は好きですか?
喫茶店で出てきた素敵な茶器に心躍った経験のある方も多いかと思います。自分で選んだお気に入りの茶器でおうちティータイムがしたいけど、百貨店や専門店で見かける有名メーカーの茶器は往々にして高いもの。手が出しづらいかもしれません。
新品を買うにはちょっと高い、でもお気に入りのものを自分で探したい……そんな茶器を気軽に買いに行ける場所、それが蚤の市です。
「蚤の市」と聞くと、ハードルが高いな~、お年寄りの趣味でしょ?と思う方もいるかもしれません。そもそもどこでやっているのか。
でも蚤の市、意外と身近な場所で開催されていたりします。筆者が初めて蚤の市に出会ったのは中学二年生の時ですが、出かけていてたまたま通りがかった露店にふらっと寄ってみたのがきっかけでした。
都内で有名なところだと毎年二回(春・秋)に立川で開催される東京蚤の市、有楽町で開催される大江戸骨董市などがあります。渋谷や代官山などでも(小規模ですが)時々やっていますし、皆さんの近所にある公園やお寺などでも開催されているかもしれません(体感ですが、取り立ててニュースにならないマイナーな場所の方が面白いものが見つかる気がします)。
国内外を問わず有名なブランドから検索しても出てこない個人作家のものまで、時代すら超えた茶器との出会いは一期一会です。ビンテージのものだと数万円することも珍しくありませんが、数百円台から掘り出し物に出会えるかもしれないところも蚤の市の醍醐味です。
そしてなにより、触れるのが素晴らしいところ!オールドノリタケなど美術館にも置いてあるような希少価値の高い茶器を、その手触りまで体験できる機会はそうそうないのではと思います。蚤の市とはショーケースのない美術館であり、博物館なのです。
もちろん茶器以外にも様々な食器やアクセサリー、ちょっとした雑貨など、見ているだけでも楽しいお店がずらっと並んでいます。茶道を嗜む方であれば茶道具を見て回るのも面白いですし、着物や古着も置いてあったりします。店主さんからいろいろ面白い話も聞けるかもしれません。私が茶器や美術に興味を持ち始めたのは、これらの体験がきっかけです。
あなたも是非蚤の市に足を運び、自分だけの一客を見つけてみませんか?
付録:東京蚤の市に行ってきた
11月1日、立川の昭和記念公園にて開催された東京蚤の市に行ってきました!かわいいティーウェアに出会えるかと思って期待していたのですが、出しているお店が少なかったため残念ながら今回はご縁がなく……。購入品紹介と称して茶器を見せびらかしたかったのですが、それはまたの機会に。
東京蚤の市はかなり大規模なイベントですが、マニアックな骨董がひしめいているというよりかは牧歌的なフリーマーケットのような雰囲気です。家族連れで来ている人々も多く、たくさんキッチンカーが出ていたりライブをやっていたりするので、休憩を取りつつマイペースに見てまわるのもいいかもしれません。
私は画像一枚目の扇形のケーキ皿に一目惚れし、これのシルバーを購入しました。用途が限定されたプロダクトって独特の良さがありますよね……。




